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2011年7月26日(火)のつぶやき
こんにちは、とある薬剤師です。
毎日暑い日が続きますね。
夏バテや夏風邪など、暑さの影響で体調を崩しやすい季節でもあります。
今回は、そんな中でもホットな話題を一つ。
(ダジャレ言ってる場合じゃないぞ!)
体温が正常に下げられなくなって、全身がのぼせたような状態になることを熱中症と呼びます。
炎天下での作業(必ずしも運動とは限りません)などで大量の汗をかいた際に起こる脱水症状が原因と思われがちですが、実はそうではありません。
例え室内でも、室温が24度でも、水分をしっかり摂らないと、熱中症になることがあるのです。
特に、湿度が高い部屋ですと、汗をかいてもそれが蒸発しないので、正常に体温を下げることができなくなる恐れがあります。
(ちなみに、汗は「かくだけ」では体温は下がりません。「蒸発する」ことで初めて熱を奪うのです)
また、水分摂取が重要とは言っても、ただお水やお茶を飲んでいればいいわけでもありません。
大事なのは、塩分やミネラル分をきちんと補給することです。
現在では、各種スポーツドリンクに加え、「飲む点滴」とも呼ばれる経口補水液というものがあります。
商品名『OS-1』というものがそれにあたります。
これは、体が水分を欲している時にはスッと飲めますが、それ以外の時には若干飲みづらいと感じる方があります。
体の調子を感じる、一つの目安になるかもしれませんね。
暑い夏を乗り切るためにも、体調管理はしっかりしておきましょうね!
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